市原悦子さんがお亡くなりになって
「サワコの朝」に出演したときの映像がテレビで流れていた。
子供のころ必ず観ていたアニメ
「まんが日本むかし話」についてこう話していた。
ナレーターをやるときに
「皆が居眠りするようにやらない?テンポを遅くしない?」と提案したんだって
当時日本は経済成長期で世の中のテンポはどんどん速くなっていたから
「五感を大切にしたい」
「雨のしずくが肌に落ちらたそれを感じるような、五感に伝わるものを大事にしたい」
そう提案したんだって。
確かに居眠りしちゃいそうな語り口調やんね。
安心するというかなんというか。
これってヨガクラスで大切にしていることとおんなじやん
”まるで眠ってしまいそうなほど”
このフレーズを実はクラスでよく使う
そんくらいリラックスできたら本望やんってことで。
そこを目指してると言っていいくらい。
その過程で五感をフルに使う。
そしてシバナンダヨガの場合は視覚はシャットダウンする。
視覚からたっくさんの情報が入っちゃうから。
それ以外の感覚を研ぎ澄ます為にあえて視覚をシャットダウンする。
世の中のスピードに影響されることなく五感を感じとることは
ふだん見過ごしてしまう大切なものに気づくってことなんだと思う。
まんが日本むかし話はそんな居眠りしちゃうようなテンポで
なおかつたっぷりと五感を使って物語を楽しめるようになってたんやね。