2014年2月12日水曜日

anjali mudra.

うちのとーちゃんは破天荒でした

母はおかげで大変苦労をしました

私が5歳くらいの時におばあちゃん(母方の)がきて

うちの父にこういったそうな

「うちの娘がいたらなくてごめんなさい。こんな娘と一緒にいては迷惑をかけるので別れてください」

その日を境に父はみるみる変わったそうな

そのころを振り返り母が言う

「お父さんな、あんなに極道しとっても朝晩仏壇に手合わしよんねん。何のために手ぇあわしよんやろーって不思議やったわ」

なんで手ぇ合わせてたんかは今となってはミステリーですが

今朝観ていたテレビで秋野暢子さんが言ってた言葉

三國連太郎さんと宇津井健さんは現場に入る時や仕事が終わって出ていく時必ず手を合わせていた

まだ女優を始めて間もないころに見たその姿は仕事に対しての姿を見せてもらったと感謝していると話してた

この「手を合わせる」という所作が

とってもとっても大切なんだなーと思う

イマイチ上手に説明はできないけど

おばあちゃんが頭ごなしに「うちの娘に迷惑かけてええかげんにしてください!」と言っていたら父はもしかしたらほな離婚じゃーって言ってたかもしれんし

毎日なんでかわからんけど仏壇に手を合わせていなかったらこれまた離婚じゃーってなってたかもしれない

「手を合わせる」という日々の行為が

何かを気づかせてくれたんではなかろーか

ま、今となってはミステリーやけど

手を合わせる

祈る

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大事やなぁ