2014年7月3日木曜日

What a wonderful world .

チェンマイで偶然に再会したモモさんと禅について話してたら十牛図にたどり着き

大好きな十牛図について書かれた本をお借りした

以前読んだ本で元の八つの絵に最後のふたつの絵は禅が付け加えたとことを知り

えらく感動したことを思い出した

だって最後のふたつの絵がもんのすごく感動的なんだもん

十牛禅図とは

牛を探しにでた私が牛を見つけて飼いならし悟りに至るという絵

牛とは自らの心

八つ目はただの丸が描かれているだけ

世界と私の区別がなくひとつになった状態

そう

悟りの状態

そして借りてきた本に書かれてあった九つ目のところ

「返本環源」

川は流れ花は咲き自然の姿が描かれている

世界は変わらずここにある

悟りを得たその時もそうでない時も

世界は何ら変わることなくいつでもそこに在ったのだ

意味なんてない

ただ在る

それだけ

空が青い

木々が美しい

光が優しい

そんな瞬間にはっとさせられる時があります

ほんとうはいつもそこに在るのに
  

忙しさや慣れてしまってあたりまえの日常だと思ってしまっていて

気づかない

世界は宇宙はいつでもそこに在る

圧倒的な美しさを持って

ただ「在る」のです

星がまたたき

太陽はのぼり

雲は流れ

風が渡り

波が打ち寄せ

みどりは芽吹き

花が咲く



まばたきをし

手が動き

歩く

話す

呼吸をする

あたりまえのことが完璧な神業によって「在る」




それに気づいたとき

すべてが歓びに溢れていることに気づき

人生を思いっきり楽しめるんだろうな


enjoy your life.
enjoy your sadhana.


Chiang Mai