2018年9月12日水曜日

日々是良日。

「日日是好日」

いま読んでるお茶の本

秋には映画も公開されるね

この本

初心にかえらせてくれることがたっくさん書かれてる

お茶を習い始めたまだ若い主人公の典子

やることなすこと事細かい決まりがあって

もう頭はパンク状態

なぜそんな動きをするのか?

理由が知りたくて聞くと先生は

「なぜでも、いいの。とにかくこうするの。」

こうしたほうがいいじゃん

っていう動きがたくさんあるのでまた聞いてしまう。

そうすると先生は

「意味なんかわからなくてもいいから、そうするの」

という。

メモもダメ、考えてもダメ。

淡々と動きを真似て繰り返すだけ。

「それがお茶なの。理由なんていいのよ、今は」

学校の先生なら質問すれば褒められるのに

逆じゃんって思ってしまう。

こうやってああやって・・・と考え始める

「あー考えない考えない」

と言われる・・・

するとある日

次の動作に勝手に流れるように気づけば手が動いたのだ

「ほらね、頭で考えなければいいの。もっと自分の手を信じなさい」

ぎごちなく言われるがまま動かしていた所作の点と点が繋がって

ひとつの線になった瞬間だった

おおーー!

私たちは考えて行動しなさいって教育されてきた

もちろんそれも大切

でもそこに偏ってたら大切なもっと根源的なものの声を聞けなくなってしまう

ヨガのプラクティスもおんなじ

はじめに頭で理解しようとすると

大切な本当の声を聞き逃してしまう

だってそうやって生きてきたんだもん今まで

もっともっと身体を信じてみよう

考えなくても流れるようになっていくから

繰り返し練習することによって

全ての動きが線となって繋がり

美しく流れていく

チャンティングもしかり

あの響きを楽しもう

もっともっと五感を楽しもう

まずはそこから

そのさきに意味は繋がっていって

ようやくストンと腑に落ちてく

遠回りだけど近道



「日々是良日」

いい日、悪い日という二元性から解き放たれ

全てをあるがままに生きることこそ良日と言う禅語。


泣いても笑ってもイイ。