チャンティングの授業でのこと。
一節ごとに先生に続いて唱えていく。
先生の唱える口元をガン見しながら必死に聞く。
続いてわたしの番。
先生の口元を思い出しつつ
サンスクリット語の発音を表した文字を目で必死で追いながら唱える。
先生「テキストを見ないで聞いて唱えなさい」
私「え、これ見んかったらムリ〜〜〜」
先生「ダメダメ、見ないで唱えなさい」
必死で聞いて覚えて真似る。
「ノーノーノーノー」
繰り返す。
あまりにできなさすぎてめっちゃ短いセンテンスで区切って練習する。
繰り返す。
するとテキストで見ながら唱えるより遥かになめらかに唱えられるようになっていくではないか。
文字を追いながらだとこの文字はこんな発音やったな、とか
瞬時に頭が働くんだろうな
そっちに気がいってしまってぜんぜん美しい旋律にならない。
耳で聞くことに集中すると
何度も繰り返すうちに綺麗に唱えられるようになっていくではないか。
インドでは大昔からこうやって
先生から生徒へ伝えていったんだなあ
耳で聞く
というシンプルな方法で。
音の響きに集中しながら。
あとはただただ繰り返し練習するのみだ。
楽しいな〜〜〜
コツコツやろっと。